10月の沖縄は、気温が下がってきても湿度はまだ高い日が続きます。「涼しくなったから乾くはず」という感覚でいると、寝具が乾ききらないまま次のゲストを迎えることになります。
気温が下がっても乾きにくい理由
洗濯物が乾くかどうかを決めるのは気温だけではありません。空気がどれだけ水分を受け取れるか、そして風が動いているかで変わります。秋口の沖縄は海からの湿った空気が入りやすく、気温が下がった分だけ空気が抱えられる水分量も減るため、湿度の数字は高く出る日があります。
さらに秋は日が短くなります。夕方以降に干した分は乾き切る前に夜を迎え、朝になっても湿ったままということが起こります。その日の湿度や降水の見通しは気象庁の天気予報で確認でき、沖縄地方の状況は沖縄気象台の情報も参考になります。前日の夜に翌日の見通しを見ておくと、洗濯の順番を組み替えられます。
秋は台風の影響が残る日もあり、風が強くて干せない日と湿度が高い日が交互に来ることがあります。1日単位ではなく数日先までの見通しで交換の計画を立てたほうが、天気に振り回されません。
朝のうちに空気を入れ替える
チェックアウト後の客室には、人が寝た分の水分が残っています。清掃に入ったら最初に窓を開け、できれば対角線上の2か所を開けて風を通します。1か所だけでは空気が入れ替わりません。
- 掛け布団は広げたままにせず、二つ折りにして立てる
- マットレスパッドは端を持ち上げ、裏面に風が当たる形にする
- 枕は立てて並べる
寝具を「立てる」のは、接地面を減らすためです。平らに置いたままだと下側の水分が抜けません。外の湿度が高い日は窓を閉め、エアコンの除湿と扇風機を併用します。扇風機は寝具に直接当てるのではなく、部屋の空気が回る向きに置くほうが効きます。
浴室も同じです。扉を開けて換気扇を回したままにしておくと、客室全体の湿気が下がります。浴室の湿気が抜けないままだと、備え付けのタオル類が乾きにくくなります。
乾いたかどうかは手で確かめる
見た目では判断できません。シーツなら縫い目、タオルなら端の折り返し、枕なら中心部を手の甲で触ります。ひやりとする感触が残っていれば乾いていません。生乾きのまま収納すると、においやカビの原因になります。棚に詰め込みすぎないことも大切で、間にすき間があるだけで抜けが変わります。乾き切らない日は、無理にたたまず棚で広げたまま一晩おく判断も必要です。
においに気づいたときに効くのは、乾かすことと、たたむのを急がないことです。香りでごまかすと、原因が残ったまま次のゲストに渡ります。触って確かめる一手間を手順に組み込んでおくほうが確実で、戻ってくる指摘も減ることが期待できます。
明日からできることとして、清掃の手順書の一番上に「窓を2か所開ける」を書き足してみてください。順番を1行変えるだけで、乾き方は変わります。
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