沖縄県のピーナッツ
沖縄県のピーナッツ事情

ジーマミーって、何かご存じですか?
沖縄では、ピーナッツ(落花生)は「ジーマーミー(地豆)」と呼ばれ、伝統的な食文化に深く根付いています。特に有名なのが「ジーマーミ豆腐」で、これは生の落花生をすり潰して豆乳を絞り、でんぷんで寄せ固めた料理です。もっちりとした食感と濃厚な風味が特徴で、沖縄の惣菜やデザートとして親しまれています。

ジーマミー豆腐の作り方(4人分)
【材料】
- 生の落花生(皮付き)…150g(もしくは無塩ピーナッツでもOK)
- 水 … 400ml(ピーナッツから豆乳を作る用)
- さつまいもでんぷん(または片栗粉)…50g
- 水(でんぷん用)…100ml
- 塩 … 少々
【甘ダレ(お好みで)】
- 醤油 … 大さじ2
- 砂糖 … 大さじ2
- 水 … 大さじ2
- みりん … 大さじ1
🍽 作り方
① 落花生の下ごしらえ
- 落花生を一晩水に浸けてふやかす。
- 皮をむいてミキサーに入れる。
- 水(400ml)を加えてなめらかになるまで撹拌。
② 豆乳を絞る
- ピーナッツペーストをガーゼやキッチンペーパーでこして、豆乳を取り出す。 → 残った繊維(おから)は別レシピに活用しても◎
③ 固める
- でんぷんを水100mlで溶かす。
- 鍋にピーナッツ豆乳とでんぷん水を入れて中火にかける。
- 絶えずかき混ぜながら加熱。だんだん粘りが出て、もちっとした状態に。
- 艶が出て、もったりしてきたら火を止める。
④ 冷やし固める
- 型に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で2〜3時間冷やす。
⑤ タレを作る(お好みで)
- 甘ダレの材料を小鍋でひと煮立ちさせ、冷ます。
🥢 食べ方
冷やしたジーマミー豆腐を器に盛り、お好みで甘ダレをかけてどうぞ!塩だけで食べてもピーナッツの甘みが際立って美味しいです。
伊江島は落花生の産地
沖縄県内では、伊江島が落花生の主要な生産地として知られています。伊江島では100年以上前から各家庭で落花生が栽培されており、近年では生産振興の取り組みにより、2022年度の生産量が8トンを超える見込みとなっています。
また、伊江島産の落花生を使用したピーナッツペースト「落花生ぐわぁー」シリーズも注目されています。これは、沖縄県産落花生を100%使用し、砂糖や添加物を一切加えずに作られており、素材本来のコクと旨みを楽しむことができます。 塩ゆでにして食べてもおいしいですよ!
さらに、落花生を使った菓子として「ピーナッツ黒糖」も人気があります。これは、落花生に黒糖蜜を絡めたもので、沖縄土産としても広く親しまれています。
このように、沖縄ではピーナッツが多彩な形で食文化に取り入れられています。