沖縄のリネンサプライ工場、ノゼランリネンサプライです。今回は水溶性と油性インクの落とし方についてのご説明です。

🧽 手順

  1. 裏から水で流す
    シミの裏側から冷水をあてて、インクを押し出すように流します。
  2. 中性洗剤 or 酵素系洗剤を塗布
    洗剤を直接シミに垂らし、歯ブラシなどで軽くトントンと叩き込みます。
  3. ぬるま湯ですすぐ
    水でしっかり洗い流します。
  4. 落ちきっていなければ漂白剤(白物のみ)を使用
    酸素系漂白剤を使い、10〜20分浸け置き → 通常洗濯。

🖊️ 油性インクのシミの落とし方(例:油性ボールペン、マジック)

✅ 特徴

  • 繊維に定着しやすく、水では落ちにくい
  • 溶剤を使う必要あり

🧽 手順

  1. アルコール(消毒用エタノールなど)を用意
    コットンや布にアルコールを染み込ませます。
  2. インクをたたき出すように処理
    シミの裏にタオルなどを敷き、アルコールを含ませたコットンで叩き出すようにします。
    ※ゴシゴシこすると広がるのでNG。
  3. 中性洗剤で処理 → ぬるま湯で洗う
    洗剤をつけてやさしくもみ洗い後、すすぎます。
  4. 必要に応じて繰り返す or 酸素系漂白剤へ
    白物なら漂白剤で浸け置きしてから洗濯。

📝 注意点

項目水溶性インク油性インク
使用する主な薬剤水、中性洗剤アルコール、中性洗剤
漂白剤の使用酸素系で可(白物)酸素系で可(白物)
乾燥必ず完全に落ちてから乾燥させる
素材への影響デリケート素材には注意(色落ち・傷み)

生地をよく吟味してから落とさないと、悪化することがあるので要注意です。