沖縄のリネンサプライ工場、ノゼランリネンサプライです。今回は化粧品のシミの落とし方についてのご説明です。
化粧品のシミは、油分と色素が混ざっているため、油性シミ+染料シミの複合汚れとして対応する必要があります。以下に具体的な落とし方をタイプ別にご紹介します。
💄 主な化粧品のシミ例
化粧品 | 性質 | 特徴 |
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ファンデーション(リキッド・クリーム) | 油性+色素 | ベージュや茶色の広がり |
口紅・グロス | 油性+染料 | 赤・ピンクの濃い色素 |
日焼け止め | 油性 | 皮脂と似た白っぽいシミ |
アイライナー・マスカラ | 油性+水に強い顔料 | 黒や茶のくっきりした跡 |
🧼 化粧品のシミの落とし方(共通)
✅ 1. 油分の除去:中性洗剤 or クレンジングオイル
- 食器用中性洗剤(ジョイなど)をシミ部分に垂らす
またはクレンジングオイル(メイク落とし)を使ってもOK
- 歯ブラシや布で優しくたたくようになじませる
✅ 2. 10分ほど置いて、ぬるま湯で洗い流す
- 30~40℃のお湯で洗剤ごと流す
- 色素が薄まっていれば洗濯機へ
✅ 3. 色素が残る場合 → 酵素洗剤 or 酸素系漂白剤
- 酵素配合の洗剤(アタック、ナノックスなど)で前処理
- 白物の場合は酸素系漂白剤(オキシクリーン等)でつけ置き(30~60分)
📝 注意点(化粧品シミ)
NG行為 | 理由 |
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ゴシゴシ擦る | 生地が傷んで色が広がる |
熱湯・乾燥機 | シミが定着・変色する可能性あり |
色柄物に塩素系漂白剤 | 色落ちの危険あり |
✅ 製品別ワンポイント対策
製品 | 特効薬・対処法 |
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ファンデーション | クレンジングオイル+中性洗剤で分解 |
口紅 | リムーバー → 中性洗剤で2段階 |
マスカラ | メイク落としシートで浮かせてから洗浄 |
日焼け止め | 油性汚れとみなして中性洗剤で処理 |