沖縄のリネンサプライ工場、ノゼランリネンサプライです。今回はタンパク質系のシミの落とし方についてのご説明です。

タンパク質のシミ(血液、卵、牛乳、ヨーグルト、母乳など)は、熱で固まる性質があるため、扱いを間違えると落ちにくくなります。以下に効果的な落とし方を詳しく解説します。


🧬 タンパク質系のシミの特徴

  • 熱に弱い(固まって落ちにくくなる)
  • 時間が経つと酸化・変色(黄色や茶色)
  • 主に「血液」「牛乳」「卵」「体液」「汗じみ」など

🧼 落とし方(共通手順)

✅ 1. 冷水で予洗い

  • まず30℃以下の冷水で、裏側から流すようにすすぎます。
  • 血液なら可能であれば流水で押し出すように。

✅ 2. 中性洗剤 or 酵素系洗剤で処理

  • 台所用中性洗剤をシミ部分に直接塗布。
  • または「酵素系洗剤(アタックZERO、エマール酵素タイプなど)」を使うと分解しやすい。

✅ 3. やさしく叩く or もみ洗い

  • 歯ブラシや指先で優しくトントンと叩く。
  • ゴシゴシ擦ると広がる&傷むのでNG。

✅ 4. ぬるま湯ですすぎ → 洗濯機

  • 洗剤をよく流してから、洗濯機で通常洗い。

💡 応用:血液の古いシミなど

状況対応方法
血が乾いている酸素系漂白剤を水で溶かして30分浸け置き
黄ばんだシミ重曹+酵素洗剤でペースト状にして塗布し、30分後に洗う
白物酸素系漂白剤OK(※塩素系は生地劣化に注意)

🛑 NG行為

  • 熱湯は絶対に使わない! → タンパク質が凝固して取れなくなります
  • アイロン・乾燥機もNG → 落ちきってから使う
  • 色柄物に漂白剤を直接使うと色落ちの可能性あり