これからホテルを始められるあなたへ
リネンサプライ業である私たちは、数多くのホテルの興隆を見守ってきました。失敗したホテル、成功したホテル。数えきれないほど、ホテルオーナー様と話し合いを行い、苦楽を共にしてきました。
そして、成功するホテル、そうでないホテルの共通点がわかるので、転ばぬ先の杖として、このページでそれをお伝えしたいと思います。
成功するホテルオーナーはこんな方!
- お客様に対しては当然のことながら、弊社のようなリネン業者、アメニティ業者、リフォーム業者などに対しても腰が低い
- 合理的かつ冷静に物事を判断できる
- 業者の話に聞く耳を持っている
ホテル関連の業者は、弊社も含めて、どの業者もホテルさんに売上を上げて利益を出してもらいたいと考えています。ホテルにとってマイナスの提案をする業者はないといっていいでしょう。
その為、よく業者の声に耳を傾け、かつご自身のオリジナリティをしっかりと出していけるホテルは、多くの場合成功を収めています。
失敗するホテルはこんな感じ!
- 業者の言うことに耳を貸さない
- 独断専行、自分がやりたいようにやる、態度が横柄
- メンテナンスや管理を全く考えていない
ホテルオーナーの方は、多くの方が資産家です。ホテルは資金なしには成り立ちません。しかしながら、資金があるから、自分のホテルだからとマーケティングも行わず、作りたいように作るのは、絶対にNGです。
ホテル運営は、決して簡単ではありません。多くの旅行代理店OTAとの関係づくり、運営代行業者、リネンサプライ業者、清掃業者、アメニティ供給業者等多くの人に支えられて、ホテルは成り立ちます。
「自分がホテルの資金を出したから一番偉い」
この考えを持っている限り、そのホテルの成功はないでしょう。ホテルとは、
「人に喜んでもらうために、尽くすこと」
これに尽きます。その為には、周りの意見をよく聞き、謙虚にふるまうことが何よりも大切です。リネンサプライ業に関していえば、弊社は定番のリネン以外はお受けしていません。
しかし定番以外のリネンをどうしても使いたいというオーナーがおり、金額を提示したところ、「なぜそんなに高いんだ!」とお怒りになられました。
オペレーション上どうしても高くつくので、と理由を丁寧にご説明しましたが聞く耳を持たれなかったので、リネンの供給をお断りしました。幹部の方が沖縄県中のリネン工場に聞いて回って、唯一話を聞いてくれた弊社も断ったので、数億円もかけて作ったホテルは、結局オープンすらできなくなってしまいました。
その後、幹部の方もおやめになられてしまったそうです。
ホテルオーナーこそ、謙虚さが大事!
ホテル周りの業者は、それなりに異業者間ネットワークがあります。偉そうにしているホテルオーナーに対して、迅速に動こう、格安でハイクオリティで商品を提供しようとする業者はいません。そしてその噂はすぐに広まります。
それどころか、前述のケースのように断られることもあります。部屋のリフォームなどでも、業者に断られたらホテルは死活問題です。運営の方法ややるべきことは色々とインターネットで調べれば出てくるので割愛しますが、このページではホテルオーナー様に成功していただきたいので、心構えについて述べさせていただきました。
沖縄県ではこれからも多くのホテルが建設されていき、ホテル同士の競争はますます激化していきます。その中で、どの業者もあなた様に成功してもらいたいと願っています。是非とも業者の声をよくよく聞き入れていただくことをお勧めします。それが、成功の秘訣です。
リネンサプライ業者からひとこと
弊社からのお願いとしては、リネンサプライに関しては、奇をてらわずに、定番中の定番、ド定番を強くお勧めします。オリジナルのロゴ、綿のシーツ、ブランド物のパジャマなどは絶対に!やめた方がいいと断言できます。
お客様は、リネンにそんなことは求めていません。よほどの高級ホテルでない限り、シーツなどに求めているのは、その材質やデザインではなく、清潔さ これに尽きます。とにかく定番を外れるとお金もかかりますし、まだうけてくれればいいですが、それ以前にリネン工場に断られる可能性非常に高いです。事前に自分で買ってしまうのは論外です。
材質やサイズによっては洗えないものも多いです。これは洗濯ができないということではなく、工場のオペレーション、コスト的に受注が出来ないということです。
ほかのホテルとの差別化をお考えであれば、ぜひともリネン以外のサービスで競っていただくことを強くお勧めいたします。おおよそ契約まで2か月ほど要しますので、これからリネン供給をお考えのお客様は、ご自身で購入したり絶対にせず、まずはご相談ください。