洗濯機で自洗

自前での洗濯は手間が大変

もともとがホテル清掃業ですから、リネンサプライに頼んだほうが楽であることはよくわかっていました。ノンアイロンシーツはどうしてもしわしわになりますし、量が多いと3回以上洗濯機を回さないといけません。そして改めてリネンサプライ工場として営業していると、どう計算してもシーツやタオルも自分で洗うより、業者に頼んだほうが効率的で、かつお得であると感じます。

1回に洗えるシーツ・布団カバーは2~3枚が限度

1回に洗えるシングルのシーツとデュベ(布団カバー)は、乾燥まで考えるとおおよそ2セットです。

かかる時間

  1. 洗濯と乾燥併せて2時間
  2. シーツ、デュベそれぞれ2枚、合計4枚にアイロンをかけると60分

コスト

  1. 洗濯物を洗う、乾燥すると、水道代+電気代でおおよそ100~150円程度、それに加え洗剤が1個50円程度、合計150~200円
  2. 時給1,200円として1時間で1,200円

つまり合計1,400円です。

リネンサプライの価格はシーツとデュベで、それよりも圧倒的に低価格です。そしてシーツをたたむということ自体が、一人では非常に困難です。現実的に、通常のシーツを自前で洗濯してということはほぼ不可能でしょう。

ノンアイロンシーツという手段もありますが、メーキングがしづらく、どうやってもしわになりやすくお客様から不評です。そしてそういったことは「シーツがしわしわだった」などと口コミに書かれます。口コミに書かれるとbooking.com等のOTAで順位が下のほうに押し下げられ、肝心のホテルの売上に大きな影響をもたらします。

タオルについて

タオルは、前述の通り1回の洗濯乾燥に100~150円程度。ホテルではお手洗いやお風呂場、台所があれば台所など、フェイスタオル等をよく使います。おおよそ、バスタオル1枚につきフェイスタオル2枚程度は部屋に必要です。バスタオル1枚につきフェイスタオルが2枚とすると、4ベッドのシングルルーム分が1回で洗濯できることになります。さらに掃除用のダスターと呼ばれるいわゆる雑巾も必要です。

ところで、業務用のタオルはおおよそ260匁以上のものでなければお客様からクレームが出ます。匁の数が少ないほどペラペラで、高いほど上質なタオルです。これをインターネットで調べてみますと、800円位です。そしてだいたい50回程度の洗濯で取り替えます。つまり洗濯のコストに+15円程度がオンされます。

もっと安く売られている物は、業務用でないか、もしくは単糸です。単糸と双糸は全く耐久性が異なります。つまり、リネンサプライ業者に出すのとコストはほぼ変わりません。洗濯機乾燥機を回せば、当然それだけ機械の寿命も縮みます。清掃をやる人も、タオル一つにこんなに時間をかけていたらとてもではないですが終わりません。

タオルは指定洗濯物

法律で指定洗濯物、つまり特に注意して選択すべきものとして定義されており、施設内に次亜塩素酸などでの消毒用施設が義務づけられています。それらに浸して消毒を行ったりします。そうしないと単に洗濯しただけでは病原菌などの感染の可能性があるからです。ホテルは家ではありません。お客様には病人の方もいらっしゃれば海外の方がいらっしゃいます。しっかりと消毒しないと、感染症が伝染する可能性は十分にあります。

>> 指定洗濯物の洗濯について、保健所ホームページ

タオルは自分がやったほうが安い「気がする」だけで、結局業者に頼むのとコストはほぼ変わりなく、より清潔に仕上がってくるのです。ホスピタリティの代名詞のホテルとして、やはりプロに頼んだほうが安全、安心ではないでしょうか。

洗浄の方法からして違います

例えばシーツ一つ洗うのでも、リネンサプライ工場は滅菌、消毒から漂白、糊剤まで最大6つの助剤を使用します。

タオルも、単に洗濯するだけではなく

●次亜塩素酸ナトリウム液に浸す

0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液にタオルを浸し、消毒します。6%の次亜塩素酸ナトリウム液を使用する場合は、水3リットルに液を50ミリリットル入れて希釈します。
●蒸気消毒器を使用する
洗剤で洗浄したタオルを蒸気消毒器に入れ、器内の温度が80℃を超えてから10分間以上保持させます。

このようなことを法律で定められています。単純にコストがかかるだけではなく、ちゃんとやっています。

プロが洗濯したリネンが、安心、安全、かつ低価格なのです。

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